なつやすみのじゆうけんきゅう
私、現在大勢の蟻の方々と同居しているんですが、
このご一行、何度お断り(※潰して殺)してもまたすぐに我が家帰ってこられるんですね。
で、この夏休みの間にこのご一行のことを観察させていただいたのでここにまとめます。
1.どこから来ているのか
餌になりそうなものを放置してから蟻が湧くまでの時間がかなり早いため、おそらく自分の部屋かベランダ、隣の部屋に巣があると考えられる。
行列の位置から推測すると、蟻さん達の巣の場所は、自室のテレビ裏か右隣の部屋が有力である。
自室の階数と蟻さん達の歩幅から考えて、外の巣から通っている可能性は低い。
もし外から来ているのであれば、ベア・グリルスもびっくりな実に冒険心にあふれた方々である。
2.なにアリなのか
なにアリなのか正直さっぱりわからないが、数十回は噛まれている私がまだ死んでいないのでヒアリでないことは確かだ。
3.蟻さんのすきな食べ物トップ3
1位 果物の入った飲み物
コンビニのスムージーや果汁100%のジュース、トマトジュースなどはかなり短い時間で蟻さん達の宴会場になる。
謙虚な蟻さんが多いのか、空のペットボトルや紙パック、空いたコップなどによく集り、満タンのまま置いていても不思議とよってこない。
2位 菓子類(のカス)
床に落ちて気がつかなかった菓子類のカスは、高確率で翌朝蟻さんの塊になっている。
なぜかうちにくる蟻さんは、小さく切って運ぶのではなくその場で食している様子だった。(肉眼で確認できなきほど小さく切って運んだのかも知れないが。)
3位 マヨネーズ
蓋が閉まったマヨネーズをテーブルの上に載せて放置していると、頻繁にアリさんまみれになっていた。
おそらくこのアリさんたち、マヨラーである。
4.まとめ
菓子類を落としたり、食器や調味料を放置したりと、私の部屋が人の域を超えた汚さのため、蟻さんたちに住み良い環境となっている。
今回の研究を活かして、私は部屋の掃除を頻繁に行うべきである。
おまけ : 家主が蟻さん説
あまりにも部屋がアリさんだらけのため、一時期「この家は私の家だと思っていたが、もしかしたらアリさん達の住処に私が勝手に侵入して住みついてしまっているのかもしれない」と考えていた。
そのため、毎日アリさんに一言挨拶してから部屋に入っている時期があったが、よく考えると家賃や光熱費、食費を払っているのは私なのでむしろ私がアリさん達を養ってあげているのではないか、ということに気づいてからもうアリさんについて考えるのをやめた。
後日談 : 別れ、そして旅立ち。
部屋を隅々掃除して新しいアリの巣コロリを置いたらアリさんが来なくなってしまった。
インターンシップやアルバイトなど、割と忙しかった3年生の夏休みを共に過ごしたアリさんのご一行はもう我が家にはいない。
どこか違う家で平和に暮らしているといいなぁ… 巣ごと死んでそうだけど。